今度は 050Plus の固定電話化を図ろうと思います。
私は OCN Mobile ONE を使っていますので、実質0円で 050Plus を契約しています。しかし使う機会がありません。これでは宝の持ち腐れなので、いっそ固定電話化してみようと思いました。
これはその設定の記録です。
FSX Port1にはBiglobeフォンがセットアップされているので、今回新たに050PlusをFSX Port2に設定します。FSX Port2に電話機を接続しておきます。
以下のフォームに電話番号とパスワードを入力すると情報が表示されます。当然ながら、パスワードが違えば正常に情報を取得することはできません。
取得した情報は以下のようになります(?は伏せ字です)。
sipID、sipPwd、tranGwAd、nicNmをメモしておいてください。
<replyInfo>
<resultInfo>
<resCd>N0000</resCd>
<resMsg>正常に終了しました</resMsg>
<errCd/>
</resultInfo>
<resultEarlySt>
<sipID>????????</sipID> ← sipID
<sipPwd>????????</sipPwd> ← sipPwd
<tranGwInfo>
<tranGwAd>????-?????.050plus.com</tranGwAd> ← tranGwAd
<payTranGwPNm>443</payTranGwPNm>
<freeTranGwPNm>5075</freeTranGwPNm>
<nicNm>fmc????????</nicNm> ← nicNm
<pingTm>600</pingTm>
<pongTm>120</pongTm>
</tranGwInfo>
<ticketInfo>
<ticketEx/>
</ticketInfo>
<chargPlan>02</chargPlan>
<frdCd>????????</frdCd>
<rNo050>050????????</rNo050>
<rDistingId>?????????</rDistingId>
</resultEarlySt>
</replyInfo>
パソコンからHT702にブラウザでアクセスします。
これは前回の記事に書いていますので、わからない人は参照してください。
【TSX Port2】 設定が終わったら Apply を押してください。
Account Active : Yes
Primary SIP Server : [tranGwAd]
Outbound Proxy : [tranGwAd]
SIP Transport : TLS
NAT Traversal : Keep-Alive
SIP User ID : [nicNm]
Authenticate ID : [sipId]
Authenticate Password : [sipPwd]
Local SIP port : 5075
Check SIP User ID for incoming INVITE : Yes
Allow Incoming SIP Messages from SIP Proxy Only : No
SLIC Setting : Japan CO
Caller ID Scheme : NTT Japan
その他の設定はデフォルトのままにしておいてください。
Phone2の緑のLEDランプが点灯すれば通話可能になります。
- 電話機の受話器を取って、ツーという音が聞こえればまずはOKです。
- 自分の電話番号にダイアルしてみます。話し中の音が聞こえればOKです。
- 固定電話にかけてみます。発信するか、音質はどうか、音量はどうか、確認します。
- 固定電話から050Plusにかけます。着信するか、ナンバーディスプレイは表示されるか。
- 携帯電話にかけてみます。固定電話と同じく確認します。
- 携帯電話から050Plusにかけます。固定電話と同じく確認します。
ほんのわずかに遅延はあるものの、通話に大きく影響はありませんでした。
音質もクリアーですし、イエデンに使うにはまったく問題ないレベルです。
ナンバーディスプレイも表示してくれて、願ったり叶ったりでした。
サイトによってはファームウェアをダウングレードすることを書いてあるところもあるようですが、この設定は最新のファームウェア(1.0.8.2)で確認できました。
050Plusでは最後に立上げたアプリに着信するようになっていますので、一度固定電話として発信したら携帯のアプリの使用は中止しておいた方がいいですね。