2016/12/30(金)IP電話でFAXモデムを使ってみた(REX-USB56編)

前回の記事で、質の悪いモデムを購入してしまったので、今回新たにモデムを購入し直してしまいました。RATOC Systems, Inc. の REX-USB56 です。

使用機材

通信先

  • FAX機 : 業務用FAX複合機(実績重視のため)
  • 電話回線 : ひかり電話

ドライバセットアップ

Windows10の場合、パソコンのUSBに接続すればドライバが勝手にインストールされます。
デバイスマネージャーで見てみると、モデムとしっかり認識されています。
ドライバの名称は「Conexant USB CX93010 ACF Modem」となっています。
RATOCのマニュアルにも書いてあります。

まずは、プロパティを開きます。

【モデム】タブ 設定後OKを押します。
ボリューム : オン
ポートの最高速度 : 115200
ダイヤルの管理 : 「発信音を待ってからダイヤルする」のチェックを外す

診断

モデムのプロパティから、モデムとパソコンが通信できているか調べます。

【診断】タブ
モデムの照会ボタンをクリック。
コマンド・応答の欄に文字列が表示されればOKです。

接続テスト

これも前回の記事で書いた通り、@Niftyに接続してみました。

前回同様BNR スピードテスト 回線速度/通信速度 測定で通信速度を測定してみました。
  • ダウンロード : 約19Kbps
  • アップロード : 約30Kbps
となかなか好成績でした。

Windows FAXとスキャンの設定

Windows FAXとスキャンはWindowsアクセサリの中にあります。

起動したらメニューの「ツール」から「FAXの設定」を選びます。

【全般】タブ 入力が終わったらOKボタンを押します。
デバイス名 : Conexant USB CX93010 ACF Modem
デバイスでFAXを送信できるようにする : チェック入れる
デバイスでFAX呼び出しを受信できるようにする : チェック入れる
自動的に応答する : チェック入れる
3回呼び出し後

送信者情報の設定

これはなくてもいいですが、FAXのヘッダ部分に印字されたりするので入れておいた方が親切です。
「ツール」の「送信者情報」でウィンドウを開きます。

【送信者情報】 入力し終わったらOKボタンを押します。
氏名 : [送信者氏名]
FAX番号 : [IP電話の電話番号]
電子メール : [FAXを電子メールとして送信する時のメールアドレス]
他の項目はお好みで自由に入力しておいてください。

送信テスト

送信先は、家の固定電話に業務用FAX複合機を取り付けて、これに受信させました。
ひかり電話+業務用FAX複合機の組み合わせは実績があるので安心です。
 REX-USB56 → 050Plus → 一般電話回線網 → ひかり電話 → FAX複合機
とくに問題はなく、無事送信できました。

受信テスト

送信元は、送信テストと同じくひかり電話に業務用FAX機を取り付けて送信させました。
 FAX複合機 → ひかり電話 → 一般電話回線網 → 050Plus → REX-USB56
これもとくに問題はなく、無事受信できました。

感想

さすがにRATOCです。文句の付けようがありません。安心感が違います。
FAX送受信とも安定して行うことができました。